こんにちは!+Rabbit’s Farmです。
岩手・盛岡のうさぎ専門店 ペットショップとして当店へ足を運んでくださる方から、とてもよくいただくご相談があります。
それは、「うさぎさんには、どんなおやつを、どのようにあげたらいいの?」という疑問です。
おやつは、うさぎさんとの距離をグッと縮めてくれる大切なコミュニケーションツール。だからこそ、同じうさぎさんの飼い主目線に立って、体に優しく安全なものを選んであげたいですよね。今回は、市販品からご家庭のお野菜まで、選び方と与え方のポイントをご紹介します。

1. うさぎさんのおやつの「選び方」
おやつを選ぶときは、「うさぎさんが好む味か」だけでなく、「成分が安全か」を確認することが何より大切です。
■ 市販のおやつを選ぶポイント
裏面の原材料表示を見る癖をつけましょう。砂糖やシロップなどの甘味料、不要な添加物が多く含まれているものは避けるのが無難です。素材の旨味をそのまま活かした無添加のドライフルーツや、丁寧に作られたシンプルなものを選ぶと、デリケートな胃腸への負担を減らせます。
■ ご家庭のお野菜を選ぶポイント(カルシウムに要注意!)
スーパーで手に入る新鮮なお野菜も立派なごちそうですが、うさぎさんに与える際は「カルシウム量」に配慮が必要です。
うさぎさんは、食事から摂取したカルシウムを腸で非常に効率よく吸収し、余った分を尿として排出する体の仕組みを持っています。そのため、カルシウムの多い食事を続けると、尿道結石や膀胱のトラブル(尿に白い泥のようなものが混じる症状など)を引き起こすリスクが高まってしまいます。
- 与えすぎに注意したいお野菜(カルシウムが多い): 小松菜、パセリ、大根の葉など。ほうれん草はカルシウムに加えてシュウ酸も多いため避けましょう。
- おすすめのお野菜: セロリ、サラダ菜、チンゲン菜(カルシウムは中程度)、ニンジンなど。
- 絶対にNGなお野菜: ネギ類、玉ねぎ、アボカド、ジャガイモの芽などは中毒を起こす危険があります。
また、初めてのお野菜をあげる時や、久しぶりにあげる時は、うさぎさんの胃腸の細菌バランスを驚かせないよう、まずは「ほんのひとかけら」から試し、様子を見てあげることが大切です。
2. うさぎさんへの正しい「与え方」
おやつはあくまで「ご褒美」や「コミュニケーション」のためのもの。主食であるチモシーなどの牧草と、総合栄養食のペレットをしっかり食べていることが大前提です。
- 「ほんの一口」の適量を守る:1日の食事量のごくわずか(目安としては指先に乗る程度)にとどめます。可愛いお顔でおねだりされても、そこは飼い主さんが心を鬼にして適量を守ることが、結果的にうさぎさんの健康を守ることに繋がります。
- 手渡しでコミュニケーションを深める:おやつは、お皿に置くのではなく「手渡し」であげるのがおすすめです。飼い主さんの手から直接美味しいものをもらうことで、「この手は嬉しいことをしてくれる」と覚えてもらうことができます。爪切りやブラッシングなど、少し苦手なお手入れを頑張ったあとのご褒美にするのも効果的です。
3. おやつと「不正咬合」の深い関係
おやつの与えすぎは、肥満だけでなく不正咬合(歯の噛み合わせの異常)の引き金にもなります。
うさぎさんの歯は一生伸び続けるため、普段からチモシーなどの牧草をしっかりと咀嚼し、歯をすり減らす必要があります。甘くて柔らかいおやつでお腹がいっぱいになり、肝心の牧草を食べなくなってしまうと、歯が適切に摩耗せずお口の病気に直結してしまいます。
うさぎさんの健やかな毎日は、飼い主さんの日々の食事管理によって支えられています。
安心できる市販品や、カルシウム量に配慮した新鮮なお野菜を上手に活用しながら、うさぎさんとの絆を深める素敵な「おやつタイム」を楽しんでくださいね。
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